むし歯は、歯の表面にできた穴や腐食が進行した状態を指します。主に食べカスや砂糖を分解する口内細菌が歯垢と呼ばれる膜を形成し、その中で酸を生成することによって歯のエナメル質を溶かし、むし歯が発生します。

むし歯の治療は、虫歯になっている部分を取り除く必要があります。ほとんどの場合はむし歯に侵された部分とその周囲を削って治療します。削った後は、それぞれの大きさに合わせてむし歯自体が小さいものは白い樹脂でできた詰め物（コンポジットレジン）で詰めることができます。コンポジットレジンはプラスチックで強度が弱く、水分に対しても弱いので、噛む力がかかる部分ではかけてしまったり、取れてしまうことがあり、時間が経つと劣化して色が変わってくることもあります。

予防歯科は、歯やお口の健康を維持するために、定期的な歯科検診やクリーニング、適切な歯磨きや食事習慣の指導などを通じて、歯周病やむし歯などの口腔疾患のリスクを低減し、健康なお口を維持する事を目的としています。

日本では未だに「歯が悪くなったら歯医者に行く」という考えが根強く残っていますが、予防歯科はむし歯や歯周病にならないための取り組みを定期的におこなっていくことです。
当院では予防に関する豊富な知識と経験のある歯科衛生士が、患者様のお口の状態にあわせたケアをおこなってまいります。

訪問歯科は、高齢者や身体的に不自由な方々、または施設や在宅で介護を受けている方など通院が困難な方の所へ歯科医師や歯科衛生士が訪問し、歯科治療や口腔ケアをする診療科です。

患者さまのおかれている様々な状況に合わせて「咀嚼」・「嚥下」・「リハビリテーション」の各方面からサポートし、患者様のQOL（Quality of Life）の維持・向上に貢献いたします。

ホワイトニングとは、歯みがきや歯のクリーニングでは落ちない、歯の表面に付着した色素やシミを除去し、歯を明るく白くする治療です。歯の表面にホワイトニング剤を塗布し、歯のエナメル質に含まれる色素や汚れを分解し、歯を白くしていきます。
ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングは、ホワイトニングを行う際の二つの一般的な方法です。
ホームホワイトニングは、患者さまが自宅で自身のペースで行うことができる方法です。専用のマウスピースにホワイトニング剤を塗布し歯に装着して数日間から数週間かけて歯を白くしていきます。
一方、オフィスホワイトニングは、歯科医院で行なうホワイトニングです。ホワイトニング効果のあるジェルを歯に塗布し、光や熱で活性化させ歯の黄ばみを分解していきます。ホームホワイトニングより高濃度の薬剤を使用するため、1回で白さを実感できます。